ジャカルタの渋滞の悪評はもっともですが、2019年にMRTが開業してから状況は大きく変わりました。今では鉄道が街の中心軸をカバーし、専用レーンのバス網がそれ以外のほぼ全域に届き、アプリで呼べる車とバイクタクシーがその隙間を安く埋めています。コツは、長い距離は鉄道で、最後の1キロは車輪で。
国際線の旅行者のほとんどは、中心部から西へおよそ25〜30キロ、タンゲランにあるスカルノ・ハッタ国際空港(CGK)に到着します。東ジャカルタにある小さめのハリム・プルダナクスマ空港(HLP)は、一部の国内線に使われています。
空港から市内へ
| 手段 | 所要時間 | 料金(目安) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 空港鉄道でBNIシティ/マンガライへ | 約45〜55分 | 7万ルピア前後 — 最新運賃を確認 | ひとり旅、ラッシュ時の到着 |
| メータータクシー(ブルーバードなど) | 45〜90分 | 高速代込みでおよそ20万〜30万ルピア | グループ、荷物が多い、深夜到着 |
| Grab/Gojekの車 | 45〜90分 | タクシーと同程度かやや安い | モバイルデータのあるアプリ利用者 |
| 事前予約のプライベート送迎 | 45〜90分 | 1台あたり約€18から | 初訪問、家族連れ |
| DAMRI空港バス | 60〜120分 | 最安の選択肢 | 予算重視、急がない人 |
1. 空港鉄道
空港鉄道は空港駅からBNIシティ(スディルマン・バルとも表示)まで走り、そこからMRTのドゥク・アタス駅と通勤電車のスディルマン駅へは歩いてすぐ。列車はさらにマンガライまで行きます。所要はおよそ45〜55分で、渋滞の影響を受けません。第1・第2・第3ターミナルからは無料の無人運転スカイトレインが空港駅まで往復しています。列車は数分おきではなく1日を通して一定の間隔で運行するので、到着したら時刻表を確認しましょう。

2. タクシー、配車アプリ、送迎
公式のタクシーカウンターと乗り場は到着ロビーの外に案内があります。メータータクシーではブルーバードがいちばん知られています。GrabとGojekは各ターミナルに専用の乗車場所があります。高速料金は運賃に加算されます。夕方のラッシュ時は1時間を大きく超えることもあるので、長いフライトのあとは、ドライバーが待っていてくれる事前予約のプライベート送迎を検討する価値があります。
MRTジャカルタ
南北線は南のルバック・ブルスから中心部のブンダランHIまで。13駅、約16キロ、端から端までおよそ30分です。ブロックM、スナヤン、イストラ(SCBD最寄り)、ドゥク・アタスを通ります。列車は清潔で冷房が効き、本数も多め。北のコタ方面への延伸は建設中で、駅は今後数年かけて段階的に開業する見込みです。それまでは、旧市街へはトランスジャカルタか通勤電車を使いましょう。
トランスジャカルタ
このバス高速輸送システムは2004年から運行しており、世界でも最長クラスのBRT網です。バスは専用レーンを走り、道路中央の高床式の駅に停まります。コリドー1(ブロックM〜コタ)が旅行者の主力で、スディルマン通りとタムリン通りを北上し、モナスを過ぎて旧市街まで行きます。運賃は均一で数千ルピア。現金は使えません。プリペイドカードをタッチして入場します。
LRTと通勤電車
- LRTジャボデベック:ドゥク・アタスから東部・南部の郊外へ向かう無人運転の列車。タマン・ミニ(TMII駅)や、高速鉄道Whooshの始発駅ハリムへ行くのに便利です。
- LRTジャカルタ:北東部の短い別路線(クラパ・ガディン〜ベロドローム)で、マンガライ方面へ延伸中。ほとんどの旅行者にはあまり使い道がありません。
- KRLコミューターライン:安くて本数の多い近郊電車。旅行者にとって重要なのはジャカルタ・コタ(旧市街)行きとボゴール行き(約1〜1.5時間)です。平日のラッシュ時は極端に混むので避けましょう。
公共交通の支払い方
プリペイド式の非接触カードを買いましょう。Mandiri e-money、BCA Flazz、BNI TapCash、BRI Brizziといった銀行系の電子マネーカードや、市のJakCardが、MRT駅、トランスジャカルタの駅、コンビニで手に入ります。1枚でMRT、LRT、トランスジャカルタ、通勤電車に使え、多くの博物館やモナスも入口で同じカードを使います。ほとんどの路線で、旅行者1人につき1枚必要です。
Gojek、Grab、タクシー
ジャカルタの人々の多くは、この2つの配車アプリで移動しています。車は国際的に見て安く、バイクタクシー(オジェック)はさらに安いうえ、渋滞を抜けるには断然いちばん速く、ヘルメットも貸してくれます。どちらのアプリも現金とカードの両方に対応。ブルーバードのタクシーは路上で拾うか、My Bluebirdアプリで呼べます。
渋滞と奇数偶数規制
ラッシュは平日のおよそ午前6〜10時と午後4〜9時で、雨が降るとすべてがさらに遅くなります。この時間帯、多くの幹線道路では奇数偶数(ガンジル・グナップ)規制が実施されます。ナンバーが奇数の自家用車は奇数日のみ、偶数のナンバーは偶数日のみ通行できます。タクシー、バイク、公共交通は対象外なので、主に関係するのはドライバー付きの車をチャーターする場合です。腕のいいドライバーなら、それを踏まえてルートを組んでくれます。
日曜の午前は、スディルマン通りとタムリン通りが自動車通行止めのカーフリーデーになり、大通りはジョギングやサイクリングの人々、屋台でいっぱいになります。

徒歩
スディルマン〜タムリン沿いや新しい乗り換え拠点の周辺は歩道が広く快適ですが、それ以外では壊れていたり、ふさがれていたり、そもそもなかったりします。暑さと湿気で、真昼は1キロでも長く感じます。歩くなら早朝か日没後に。歩道橋や地下道を使い、横断歩道で車が止まってくれるとは思わないでください。
街を出る:Whooshと長距離列車
- 高速鉄道Whooshでバンドンへ:東ジャカルタのハリム駅からパダララン駅まで約30分、テガルアール駅まで約45分。パダラランからバンドン中心部へは接続列車があります。バンドンのページをご覧ください。
- 在来線の列車は、ジョグジャカルタ、スラバヤなどジャワの各都市へ、ガンビル駅(モナスの隣)とパサール・スネン駅から発車します。次にジョグジャカルタへ向かうなら、マリオボロ通りガイドは通りの北端にあるトゥグ駅から始まります。
- プロウスリブへの船は、マリーナ・アンチョールと、さらに西の公共桟橋から出ます。プロウスリブのページをご覧ください。
- カリムンジャワ:ジャワ海に浮かぶこの島々へは、中部ジャワ北岸のジュパラかスマランから船で渡ります。スマランへはジャカルタから列車か短い国内線で行けます。船の比較はカリムンジャワへの行き方ガイド(英語)をご覧ください。
- トバ湖とサモシール島:ジャカルタからメダンのクアラナム空港への便は多く、湖に近いシランギット空港への便は少なめです。パラパットまでの道と船についてはサモシール島・トバ湖への行き方ガイド(英語)で紹介しています。

